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人生は変化の連続

「グリーフは喪失対する反応。喪失とは変化のこと。」Kids Hurt Too HawaiiのCynthia Whiteさんの言葉です。世の中は、変化の連続です。今日と明日は違う日です。同じような日常の時間が流れているようですが、違う時間です。それは、まるで川の流れのようです。「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。」今から800年位前に鴨長明が書いた方丈記の出だしの一節です。その変化は、自分でコントロールできると思っている事であっても実はできていない事もあります。あるいは、到底自分ではコントロールできないような変化に見舞われる事もあります。その変化を自分がどう捉えていくのか?それが、人生だと思います。その変化を従順に受け入れる。受け入れ難いものを苦労して苦労して受け入れる。決して受け入れない。受け入れようと、受け入れまいと、その変化は、周りの変化でもありますが、自分自身の変化でもあります。変化によって、自分も変化させられるのです。どの変化が良いとか悪いとかはありません。変化の仕方によっては、生き易い、生き辛いなどの感覚が自分に返ってくるでしょう。しかし、それは良いとか悪いではありません。そういう変化が起こった、という事実が残るのです。そして、また起こる次の変化に対応していく。人生はその連続です。その様な流れに浮き草の様に流されるのが嫌だと思えば、宗教や哲学など変化に対応するためのしっかりとした基準を持てば良いのです。

死も一つの変化です。自分の死は経験できないので、我々が経験するのは、二人称の死、すなわち、私の死ではなく、あなたの死です。死はなかなか受け入れる事が難しい変化です。決して受け入れられないというべきかもしれません。しかし、皆必ず、死を迎えます。死という変化にどう対処するか?宗教や哲学は、この大変か課題に向き合うためあると言っても良いでしょう。

グリ研は宗教団体ではありませんが、わかちあいの会を通して、変化に向き合う皆様に寄り添う活動をしております。
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プロフィール

griefcaremiyagi

Author:griefcaremiyagi
2004年暮れから活動を始め、2006年から「わかちあいの会』を行なっている団体です。2013年にグリーフケアの実践と普及・啓発を事業の柱としてNPO法人化しました。立ち上げの時から関わって頂いているあしなが育英会の仙台レインボーハウスに事務局を置き、宮城、山形で活動しています。グリーフケアの担い手養成講座には、東北6県、関東からも参加されています。