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『自死を減らすための依存症対策』〜2020年度宮城県自死対策強化事業として

研修会のご案内です。今年も宮城県自死対策強化事業の補助金を頂き、自死対策の研修会(←こちらをクリック)を行います。

自死はグリ研の活動の原点であり、グリ研はわかちあいの会を始める前から、自死に関する研修やシンポジウムなどを開催してきました。そして、今年度は残念なことに自死された方々が増えています。もちろん数ではありません。一人一人の命であり、年間の自死される方の人数が減っても、自死された方の人数はどんどん積み重なっているわけですから。ただ現状は、新型コロナウィルスのパンデミックが社会の中で弱い立場に置かれている人々に大きく影響していると言われ、若者、女性の自死者の増加が目立っています。最近の報道では男性も自死に追い込まれる方が増えている様です。
以前から依存症、特にアルコール依存症は中高年男性の自死と大きく関わっていると言われています。アルコールや薬物に頼らざるを得ない苦しみや問題を抱えた人々が陥ることが多い依存症。医療、特に救急医療や内科の外来などでも、アルコールによる疾患に罹患し、医師に止める様に言われても止められないでどんどん病状が進んでいる患者さんが多く見受けられます。「本人が好きで飲んでいるんだから」、「いくら止めろといっても止めないんだから」、と匙を投げられた様に言われてしまうケースも多いと思います。それでもその患者さんは、病院に通い続け、病状はどんどん悪化し、やがて死を迎えます。自死される方のみならず、癌で亡くなる方、血を吐いて亡くなる方、心臓が弱って亡くなる方がなどもいらっしゃいます。止めろと言っても止められません。それは依存症だからです。本人も心のどこかでは止めなきゃ死んじゃうと思って、止める気もあるのですが、止められません。それが依存症です。

この研修会は、依存症を専門に見ている医療機関の方々には是非きて頂きたいですし、それ以外の「依存症なんて見たくないんだけど、そういう患者さんが来られるので仕方なく関わっているが、依存症なんとかならないの?」と思っている様な医療の現場の方や、職場の方々などにも多く参加してもらって、依存症の方々の治療を地域で、コミュニティで一緒に担って頂けたらという思いで行う研修です。担って頂くとまで行かなくても依存症の患者さんへの関わり方のヒントを学んで頂けたら良いなと思っています。
今年は昨年に引き続き、回復者の方々のお話を伺う時間を設けました。回復者は決して依存症が治って治療の必要が無くなった方ではありません。回復者は、毎日毎日依存症と闘っている人です。依存症と闘いながら、自分と同じ様な依存症者をなんとか助けたいと、支援者となって毎日を送っています。依存症と敢えて向き合いながら、日々、依存性物質に手を出さない様に闘い続けています。そのお話を直接伺う事で、依存症者の治療に関わる我々は治療の先にある未来を見ることが出来ます。回復者は『下手くそやけどなんとか生きてるねん』の著者で大阪の依存症回復施設職員の渡邊洋次郎氏と、『生き直す』の著書でASK認定依存症予防教育アドバイザー、俳優の高知東生氏です。彼らからのお話しと共に、実際に依存症者に関わってこられているみやぎ心のケアセンターの内田朋子氏と東北会病院の渡邊純一氏のお話があります。

参加の方法は、会場に実際にお越しになれる方々には仙台市医師会館まで来て頂きます。また、遠方だったり、コロナの関係で、会場に来れないという方々はウェブで参加して頂くことを考えております。感染拡大の状況によっては、会場が使えない様な場合も想定しています。その際は、参加者全員がウェブ参加になります。宮城県の方、宮城県に関わる方の参加を優先させて頂きます。
お申し込みは、NPO法人仙台グリーフケア研究会事務局まで。
 電話070-5548-2186 メールgriefoffice@gmail.com
氏名、所属、電話番号、メールアドレス(ウェブ参加の方は必須)をお知らせください。
参加料は無料です。

詳しくはグリ研のホームページをご覧ください。こちらをクリックしてください。→自死対策の研修会
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プロフィール

griefcaremiyagi

Author:griefcaremiyagi
2004年暮れから活動を始め、2006年から「わかちあいの会』を行なっている団体です。2013年にグリーフケアの実践と普及・啓発を事業の柱としてNPO法人化しました。立ち上げの時から関わって頂いているあしなが育英会の仙台レインボーハウスに事務局を置き、宮城、山形で活動しています。グリーフケアの担い手養成講座には、東北6県、関東からも参加されています。