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2020年コロナ禍の中、年の瀬を迎えて。

今日は2020年12月25日。クリスマスも終わり、今年も残すところあと1週間となりました。新型コロナウィルス感染症は世界を一変させてしまいました。SARSなどこれまでもパンデミックと騒がれた事はありましたが、何か自分とは関係ない様な気がしていました。しかし、まさに我々は新型コロナウィルス感染症のパンデミックの禍中にいます。
「喪失に対する反応がグリーフです。喪失とは変化のこと。」ハワイで子どものグリーフサポートを行っているKids Hurt Too HawaiiのCynthia Whiteさんはそう教えてくれました。新型コロナウィルス感染症がもたらした変化は多くの喪失を生んでおり、グリーフを抱えて苦しんでおられる方が多くいらっしゃると思います。コロナ禍は必ず収束すると思いますが、いつになるのかは分かりません。我々は東日本大震災で大変な喪失を体験しましたが、その後の世界は震災前とは違う世界だと思います。でも、震災直後の人のために何かしたいという思いで自分の時間を惜しみなく提供してくれた人々で溢れていた街。そういう人々の意識が世の中をもっと大きく変えてくれるのではと期待しましたが、自分も含めて震災以前の意識にある程度戻ってしまった様にも思います。コロナ禍が収束した世界は、今の状態からコロナ禍だけを引き算した状態なのでしょうか?コロナ禍は全世界に影響を及ぼしていますが、特にもともと社会的に弱い立場に置かれていた人々が、健康・福祉的にも、経済的にも生死に関わる様な苦難に直面しています。多くの負の遺産が残ってしまうのでは、と思っています。しかし、一方、コロナ禍で得たものもいろいろあるかもしれません。変化というものはそういうものです。それにしてもいつ終わるのかとという不安の中、年の瀬を迎えてしまいました。

グリ研は、2006年から自死遺族のわかちあいの会を開催し、その後も一貫して死別のグリーフに関してのグリーフケアを行ってきました。これからもその方向性は変わらないと思いますが、グリーフケアの実践としてのわかちあいの会をこれからもできるだけ続けていきたいと考えております。それが我々のできることです。現時点では、いわゆる緊急事態宣言が出て、集会が禁止されない限り続けていきたいと思っています。また、これはコロナ禍で学んだことの一つですが、ウェブを使った、いわゆるオンラインのわかちあいの会も開催したいと思っております。特に若い方を対象とした「ヤングアダルトのわかちあいの会」を考えております。開催が決定したらお知らせしたいと思います。

この地球上に何が起こっても、時間は進み新しい年は必ずやってきます。皆様が平和で平穏な新しい年を迎えらえます様に。そして、その新しい年が、本当に平和で多くの方々が幸せを感じながら生きていける年になります様にお祈り申し上げます。
仙台グリーフケア研究会 理事長  滑川 明男
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プロフィール

griefcaremiyagi

Author:griefcaremiyagi
2004年暮れから活動を始め、2006年から「わかちあいの会』を行なっている団体です。2013年にグリーフケアの実践と普及・啓発を事業の柱としてNPO法人化しました。立ち上げの時から関わって頂いているあしなが育英会の仙台レインボーハウスに事務局を置き、宮城、山形で活動しています。グリーフケアの担い手養成講座には、東北6県、関東からも参加されています。