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緩和医療の中でのグリーフケア

緩和医療のモデルとして世界保健機関WHOが1990年頃に提唱したモデルで、WHOはグリーフケアを緩和医療の必要要件として挙げている。グリーフケアが死別ケアを全く同一だとは思えないが、家族のケアとして患者さんが亡くなった後も家族に関わる事で、家族が病気を発症する事を減らすことができるもと言われており、グリーフケアの重要性が多くの医療者に伝わることを期待している。
今年の5月にまとめられた日本医師会の『終末期医療に関するガイドラインの見直しとアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の普及・啓発』という答申を見ると、家族等に対するグリーフ・ケアが重要視されている。残念ながら、人は永遠に生き続けられるものではない。必ず、あの世からお迎えが来る事になっている。約8割の人が病院などで亡くなっている。看取りの現場は、病気を治療する医療の現場であり、医療者の多くは病気を治療する事に頑張っているが、看取る事が自分の重要な仕事だと意識している人は多くないかも知れない。グリーフケアの意識は、看取りの現場をより良くすることにつながると期待される。・・・・・続く

緩和医療の考え方

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griefcaremiyagi

Author:griefcaremiyagi
2004年暮れから活動を始め、2006年から「わかちあいの会』を行なっている団体です。2013年にグリーフケアの実践と普及・啓発を事業の柱としてNPO法人化しました。立ち上げの時から関わって頂いているあしなが育英会の仙台レインボーハウスに事務局を置き、宮城、山形で活動しています。グリーフケアの担い手養成講座には、東北6県、関東からも参加されています。